銀イオンのパワー(効果)について

銀イオンの効果その1 アルコールでもない、塩素でもない どうして銀イオンなのか

銀イオンとは、銀の分子が水に溶解しているものです。イオンとは、原子または分子が電子を放出するか受け取るかして電荷を帯びた状態のことを言います。このとき正(+)の電荷を持っていると陽イオン、負(-)の電荷を持っていると陰イオンと呼ばれます。 銀イオンは、銀(元素記:Ag)が正(+)の電荷の帯びたイオンなので「Ag+(エージープラス)」とイオン式で表される陽イオンということになります。水中に溶け出したプラスの電荷を持った銀イオンは、水中を漂うマイナスの電荷を持った菌に付着して菌の活動を抑制させます。これで除菌作用が発揮されるという訳です。

では、アルコール除菌はどうでしょうか。
アルコールは濃度によって除菌力が異なります。99.5%アルコールでは除菌効果はなく、細胞膜の浸透効果が低い上に、細菌が不活性化する前に蒸発してしまいます。皮膚に使用した場合、強力な脱水作用のために肌がかさかさになってしまう可能性があります。 70%エタノールでは、希釈することで界面活性剤的な働きをし、細胞内部に入るとすぐに蒸発してしまいます。このとき、細胞内部の他の液体もろとも蒸発するので細胞内部をからからに乾燥させてダメージを与えます。ところが、芽胞成形菌(殻でバリアーされた菌)や真菌(水虫に代表されるカビ)という強い菌には、効果が期待出来ません。 まれにアルコール耐性菌が発生することがあります。しかし、脂を溶かすことでその汚れを浮きあげ水で流す、もしくはふき取ることで消毒が成立します。すなわち脂溶性の汚れには有効ということになります。インフルエンザウイルスは、脂肪(脂溶性)の殻(エンベロープ)を持っているので、アルコールでエンベロープを溶かし剥ぎ取って無力化します。 ところがノロウイルス、ロタウイルスといったウイルスは、はじめからエンベロープという殻を持たず、脂溶性ではない本体がむき出しの状態で生きています。アルコールにさらされても、ウイルスの体が溶けてしまうといったことがありません。 銀イオン水溶液はアルコールのように、強い蒸発力を持ちません。故に長く抗菌力が続き、 プラスの電荷を持った銀イオンは、マイナスの電荷を持った菌に付着して菌の活動を抑制させることができるので殻(エンベローブ)のウイルスにも作用するのです。

では、塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)除菌はどうでしょうか。
殻(エンベロープ)を持たないウイルスの対策は、石鹸と手洗いで念入りに洗い流し物理的に排除することはできます。確実にノロウイルスを除菌するには、衣服や物に対して次亜塩素酸ナトリウム溶液にさらすことが有効です。次亜塩素酸ナトリウムは家庭用の漂白剤として一般的なものです。 強力な酸化作用で殻(エンベローブ)ウイルスのタンパク質本体を攻撃します。しかし同時に、タンパク質へ強くダメージを与えるものなので、皮膚や呼吸器に触れると皮脂が溶け、カサカサになったり赤く腫れたり、咳やチアノーゼが現れます。次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒したあとは、水で洗い流す必要があります。 これで塩素特有の漂白臭は除去できますが、同時に抗菌力も失ってしまいます。また、排水にかかる環境負荷の問題、食品に有害なクロロホルムが生成されるなどウイルスに有効である反面、毒性も強いのです。 銀イオン水溶液は、銀を水中で電気分解させた水溶液なので、アルコールや塩素を含まず人体にも環境にも優しく臭いもありません。銀の安全性銀イオンの除菌・抗菌効果については、大学や研究機関による様々な実験によっても確認されています。

銀イオンの効果その2 消臭効果

私たちの生活にはさまざまな臭いが溢れています。好い香りもあれば不快な臭いもあります。生ゴミなどの腐敗臭や、足や脇の臭い(体臭)、洗濯した衣服が生乾きのような状態で発する臭いなど、色々な要因で発生する嫌な臭いにも銀イオンは効果を発揮します。 臭いが発生するメカニズムは臭いの種類によって様々ありますが、汗や皮脂・タンパク質などを細菌が分解する時や、細菌が大量繁殖する際に発生する成分が原因として挙げられます。 銀イオンにはそうした細菌などと結びついて細菌の活動を抑制(死滅)させる働きがあります。臭いの発生源となる細菌の活動が弱まる、あるいは原因菌が死滅することによって、臭いの発生を防ぎます。銀はその他の金属と比べて酸化力(対象となる物質から電子を失う力)が強く、あらゆるものを酸化します。 物質の二重結合に作用して、臭い物質を別の物質に変えます。また、銀のもつ酸化力により銀イオンが細菌酵素中のSH基(スルフヒドリル基)と結合して、細菌のタンパク質を変性させ、細菌の活動を押さえ込むことによって抗菌効果が生まれるのです。また、銀イオンは通常のアルコールとは異なり、揮発性がないため長い効果を期待することができます。

銀イオンの他に下記のような消臭方式もあります。

マスキング方式…匂いの香り分子で悪臭を感じさせなくするまでたくさんばらまく事で悪臭分子の臭いを包み込んでわからなくする方法。
欠点…悪臭分子がなくならないので、後から再度、悪臭がよみがえってきます。

酸化分解方式…次亜塩素酸・安定化二酸化塩素により悪臭分子を結合してしまう方法。
欠点…臭いの分子と結合し効果は望めますが、揮発性のため持続がなく塩素臭等薬品臭が残ります。基材の脱色や金属の腐食(錆)等が発生します。

吸着方式…活性炭、ゼオライト等に代表される様に、悪臭分子を吸着し、空気中の悪臭分子の数を減らしてしまう方法。
欠点…吸着する穴が埋まって行くので吸着できなくなると後は臭いの処理ができなくなります。熱が加わると臭い分子を放出する特性があります。

吸着浸透方式…植物や穀物からの抽出液を中心に除菌成分と 消臭成分が生地等に浸透し水分の蒸発に伴い効果を発揮する方法。
欠点…酸性あるいはアルカリ性などの単一臭気には効果が期待できます。幅広い消臭効果と即効性に欠けます。継続的に使用すると抽出液自体が臭いの原因になります。

銀イオンの効果その3 他社製品との違い

某社商品Fの成分は、トウモロコシ由来の消臭成分環状糖類(サイクロデキストリン)で、環状の輪の中に匂い分子を包み込んで 消臭すると言うものです。しかし、サイクロデキストリンだけでは臭いを消す効果はあまり期待出来ず、汗に含まれる乳酸アンモニア、食べ物のカスなどが細菌により分解されて生じる臭いの元を、 除菌剤で分解する細菌を殺すため、第4級アンモニュウム塩である塩化ベンザルコニウム、 塩化ベンゼトニウムなどが使われ、細菌の細胞膜を腐食して変性させたり、たんぱく質を変性させたり、酵素の働きを止めて殺します。 商品Fが塩化ベンザルコニウムによる陽イオン界面活性剤であるのに対して、某社商品Rには緑茶エキスと両性界面活性剤が使われています。 消臭剤の蒸気を浴びると、目が痛くなったり、発疹やかゆみ、などの過敏症状が出たり、揮発性有機化合物(VOC)によってシックハウス症候群などが起こることもあり、動悸、不整脈、倦怠感、うつ状態、などの症状が出ることもあります。更に、香料を添加することによって更なる清浄感を狙っていますが、これはくさい臭いをより強い香料によってマスクしてしまおうと言うものです。 香料は指定成分表示が義務付けられていますし、指定成分はアレルギーや、皮膚障害、がん、などを起こす危険性が指摘されているため表示が義務付けられています。

銀イオンの効果その4 銀イオンの安全性

銀イオン水溶液は、銀の分子が水に溶解しているだけですので、他の薬剤などが含まれていません。銀は、世界保健機構(WHO)の定義でも人体への影響はないとされています。日本の水道法による飲料水の水質基準においても、含有量に関して数値基準が定められておりません。 そもそも私たちは日常生活をする上で、水を飲んだり食事をしたりすることによってごく微量の銀イオンをミネラルとして自然摂取しています。大量に誤飲するなど特殊なケースをのぞけば、危険性はありません。また、銀は、食品添加物にも認可されています。 ヨーロッパなどでは、飲料水の殺菌に塩素の代わりに銀を用いている地域もあります。このような事例などからも、銀が高い安全性を持っていることがわかります。

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